vol.3 2015/4/22
ぐんと上がった遺跡熱。

エジプトの遺跡は夕暮れ時が一番よく似合うなあといつも思う。
砂色の壁が徐々にオレンジ色に染まっていく姿は、今にも動き出しそうなくらい遺跡が生き生き輝きます。
その最高の時間をもう一度見たいと意見が一致し、戻ってきましたピラミッド。

今回はピラミッドから一番近い宿に泊まって一日中かぶりつきです。

ここで遺跡熱がぐんと上がってしまったヨメ。
興奮収まらず、更に遺跡を見に行くことになりました。

カイロからバスで10時間。
高いビルはほとんどない小さな街ルクソール。
道歩く地元の人がターバンやヒジャブを巻いて歩き、ロバや馬がガラガラ通るたび砂埃がぶわっと舞い上がる。

廃墟ビルや店がちらほら目立ち、建物にさびれた雰囲気はあり、どことなく古びた温泉街を思いだします。
二人とも田舎町育ちなので、こういう小さい街の方が落ち着くねとほっと一息。

その街はずれにカルナック神殿という場所があり、巨大な円柱が百本以上並んでいる柱の森。その姿は圧感です。

ここも夕方の数十分間がおすすめで、昼間ざわざわ騒がしかったのが嘘のようにさーっと人がいなくなり、
遠くの方で微かにアザーンが聞こえるだけ。

静まり返った遺跡に夕日が徐々にあたると、目がくらむほど眩しい、黄金色に輝く瞬間があります。

この時間だけは二人ともしゃべらなくなり、ただじっとその光景を目に焼き付けていました。
何度見ても、飽きないし、もっと見たいといつも思う。

心を震わす景色を見る度、いくら旅をしても、世界には初めてがたくさん落ちていると実感する。
だから旅は色褪せないし、もっともっと行きたくなる。

エジプトの遺跡を堪能した二人。
今度は更に南下していきます。

次回はどんなことがあるかお楽しみに。

旅する鈴木

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